3212人が本棚に入れています
本棚に追加
/140ページ
「…何か色々苦労してんだな…
でも、なんで召喚に一緒に居なかったんだ?」
シルバは話しを聞いて何か思い出したのかげっそりした。
…もしかして、見た目最上級に負けたとか?
まぁ…あんまり突っ込まない方が良いわね…
「それは、アタシはこの世界神に助けられたんじゃないからよ。
巻き込まれ君よりさらにイレギュラーだったの。
だから、世界神が気がつかないで放置されて、冥土にも行けずに無の空間をさ迷って、最高神に助けられたのよー。
だからきっと誤差が出来たのね」
本当は修行してたせいだけど…
話し終わると、シルバは何か考えてうんうん呻き始めた。
「サクラバは着いたばっかりなんだよな?」
「そうね」
「って事は、住むとこも金も無い…」
「当然無いわ」
まぁ…別に困らないけど。
野宿する気は無いけど、人様にたかる気も無いわ。
またしばらく考えたシルバは、うん。と1人納得して顔を上げた。
「俺と一緒に来るか?」
「え?
嫌よ」
最初のコメントを投稿しよう!