始まるわよ!

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アタシ、桜庭 聡一郎…桜庭 鈴は今真っ白い空間にいるわ。 あぁ、聡一郎なんてナンセンスな本名はほっといて。 アタシは一応文武両道のオカマなんだけど、これは予想がいよ… 学校の帰り道。 のんびり歩いていたら、見た目最上級と中身上級が揉めていて。 まぁ…眺めていたら光出して。 今ここ。 あらやだ! アタシったら巻き込まれたのね~ 良くまぁ…迷惑な話しね! うんうんと1人納得していると、隣からメソメソ音がする。 いえね、さっき起きた時から気がついていたけど。 まぁ、状況把握のが大切よね~ 「気がついていたんでしょッ!! ひどいよッ!!聡一ろ…」 「あ゛ぁん?」 メソメソ泣くイケメン…略してメソメンの顔面をわしづかみ、地声が出ると、メソメンがプルプル震えて黙った。 「あらやだ! アタシは鈴ちゃんって呼びな? ね?…分かったわね…?」 ニッコリ笑って念押しすると、メソメンはガクガクとアカベコの如く頷いた。 あらやだ、かわいい…
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