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程なく森を出る事に成功した。森を出たとこで、パチリと指を鳴らし魔法を解除した。
「さて、どうかしら?」
「お~、結構回復したなぁ。
これなら、案内くらい出来るぜー」
隙なく着地して、腕を回したり、身体の調子を確かめ頷いた。
「じゃあ、とりあえず俺が所属しているギルドに行くか。
身分証や金がなけりゃ大変だしな」
シルバは鈴の腕を掴むと王都を囲む門までさっさと歩き、門番に自分の身分証を出し、王都内に入って行く。
しかし、森と王都って本当に近かった。
目と鼻の先ねぇ。
シルバに連れられるままに、着いたのは一軒のギルドだった…
「ここが俺が所属しているギルド、
〔天龍の鱗〕な」
なんで鱗!?
もっといい名前有ったんじゃないッ!!?
ダサイ名前にショックを受けているとまたもや腕を掴み中に連れて行かれた。
ちょ、嫌よ!
オカマにだって選択権があるのよ~ッ!!
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