始まるわよ!

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「だったら、お願いは決まったわ~ 一つはアイデンの知識。 やっぱり常識は無いとね。 非常識なオカマなんていやだもの。 もう一つは魔物とかと会話したいわ! 昔から動物と話してみたかったの~ 後は… おそらく、魔法って己の器に見合うものなんじゃない? だから、アタシの器に合う程度に魔法の力をちょうだいな」 あっさり決まった願いにメソメンはびっくりしていた。 「えぇ?それだけ? もう1人はかなりいっぱいだったよ? 鈴ちゃんは女の子になりたいとか言うと思ったのに!」 「えぇ? 過ぎた力なんて毒にしかならないわょ? それに、アタシはオカマに誇りがあるし、両親がくれた性よ? 親不孝なんていやだもの」 そう。 アタシは私。 両親も大好きよ。 それに男ながらそこいらの女より女子力高いわ。 努力するのが大切なのよ!
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