乱気雲

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自分じゃ意識がはっきりしていたと思ってたのに。 なんとそのまま、睡魔に負けて爆睡してしまった どこか満たされたようで、全く満ち足りてない。 ふわふわとした意識をさ迷いながら、目が覚めたらちゃんとベッドの上にいて 出勤時間、一時間前。 「……ててて」 身体の所々が痛い ――そして、けだるい。 「ああああっ!!」 洗濯物。 忘れてた!! 脱衣場に走って中身をみたら、中途半端にからまって乾きかけの洗濯物。 涙目になりながら、私はもう一度ボタンを押すと、なんににも当たる事の出来ないこのイライラを。 消化することなく、テレビをつけた やっていたのは朝の占いで 「――。」 見なきゃ良かった、自分の星座か、一番悪い、なんて。 絶句。 やる気、ナシ こんな朝イチから、脱力。 会社か。 なんか、ずいぶんと会社には行ってなかったような気分 「――はぁ」 かわりばえのしない日々が、始まる 浮かれることもなく しあわせを、感じることもなく
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