乱気雲

25/40
前へ
/40ページ
次へ
なんか? いや、むしろそっちが買って来てくれたらいいんじゃ? 「イチさん」 「あ?」 「残業するの?」 「は? するわけねーだろ なん、て。 「……」 「お前、圧力かけねーと帰らねえだろが」 「夜食になるお菓子もなんにもないですよ」 「早く終わって食いにいきゃいいだろうが」 「わ、部長戻ってきておんなじセリフ言えるんですか」 「言うわけねーだろ」 うっわー 「言葉を失いました」 「いーから早く片付けろ」 「え?」 「手伝ってやっから、俺様が」 ――もう。 「はぁい、でも。部長が戻って来ないことには……」 「なぁ」 「へ?」 「お前さぁ、しゅう……」 イチさんが何かをいいかけたその時。 タイミングよく(悪く?)出野部長の姿が現れた 「あー、悪い。あれ?イチもいたのか? ちょうど良かった」 「お疲れ様です、大変ですね、ぶちょ。」 「っす」 ブス、っとしたイチさんは無視ムシ。もう とかいって、私もちょっと嬉しかったりして。 へへ
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8981人が本棚に入れています
本棚に追加