乱気雲

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まったりとした一日を過ごして、二人やっと身体を休める。 気のせいか名残惜しそうに見えるイチさんを残し、自宅マンションに帰った。 玄関のドアを閉めて部屋に入った瞬間。 ドバッ、と。 脱力。 「……つ、疲れた……」 出張疲れと、急展開、に 正直ついていけなくて。 そもそも、イチさんのあの無駄にある体力は……一体。 ヘトヘトになって、ベッドにダイブ。 あーもーダメだー。 頭の中はもちろんイチさんでいっぱい。 好きなんだけど。 ――今更感が。 その場の勢いと、自分の気持ちに流されちゃったけど、 何かが自分の中に、ひっかかる 黄色い点滅。 この危険信号は、どっちの意味で?
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