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電話を切って、やっと落ち着いたから出張の荷物を開いて洗濯物を洗濯機につっこんだ。
化粧品も、全部定位置に戻して、バスルームに向かった
やけに身体がけだるい
疲れたのは疲れたんだけど。
ふと、胸元についた赤いアザを発見して
思い出して赤面
私しかいないのに、どこかに逃げ出したくなる。
「……もう」
さんざん意地悪されて、思いだしただけで恥ずかしくなった
イチさんの、バカ。
もだえ苦しんで、バスルームから出た
洗濯が終わるまで、テレビをつけてぼーっとする
テレビなんか全く頭に入ってこなくて、
考えていたのは、
――結局、イチさんとは
どうなんだ?これは?
考えてみても、正直どうしたいかよくわからなくて
長年身体に染み付いたスタンスなんかそうそう簡単には変えようがない
甘ったるく接するのもいまさらで
男と女、って。
どうするんだっけ?
って。
戸惑い。
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