掛け違いの釦

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俺の言葉に反抗期な美紗緒ちゃん 「イチさん、時間」 ――あれれ。 「んあ?んなもんどーでもいいんだよ、細けーな」 「こまっ……」 俺に口出しするとは一億万年はえーぜ、美紗緒よ。 「さっきまでヤらしー声だしてヤダヤダ言ってたくせに、なにすましてんの?」 鼻っ柱折ってやりたくて、てか いじりがいがあるだけなんだが。 「明るくて、ヤだ、って、お前」 「あー、もー!」 「あんな――」 「やー、ごめんなさいごめんなさい、もうそれいいです」 必死、で。可愛い。 「いーの?」 とっくに、許してる ってか、別にね。 「――あっ」 また。 重ねる お前の身体が、甘いからつい。
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