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「図書室のおねえさんが、好きなんだ」
とても、
とても意外な答えが返ってきて、
「………図書室?」
恵理香も動揺しているようだった。
「じゃ、俺もう行くから、ごめんな」
遠藤君が、階段を下り始める音がして、
私は慌てて次の階の壁に姿を隠す。
私も恵理香も
昼休み、図書室で本を読む輩ではない。
どちらかというと、食べたり喋ったりして過ごしていたから、
思ったことは、同じはずだ。
『誰?!それ____?!』
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