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「まあいいや。とりあえず今言われた力を渡すよ。」
神が俺に向かって手を振ると、今まで感じたことのない力が湧いてくる感じがした。
「へぇ~、これが魔力か。」
「あれ?魔力が分かるの?」
「ん?分かるぞ?」
「普通ならすぐには分からないはずなんだけどな…
まあ、それは置いておくとして…
今君に渡したのは特殊属性を除く能力だ。
今から君に合った属性を調べるから、その中から選んでくれ。」
「分かった。調べてくれ。」
神は俺の頭に触れ、ぶつぶつと呪文のような言葉を呟き、そして、驚愕の表情になった。
「どうした?何か凄い属性があったのか?」
「ああ。物凄い属性があったよ。というかそれしか無かった。」
「選択肢が無いのか…
それで、何の属性だったんだ?」
「神属性最強の属性、『天空』だよ。」
…うん、確かに物凄い。
というか一番強いじゃねーか!
「まさかあいつ以外に天空を習得する奴がいるとはな…」ボソッ
「ん?何か言ったか?」
「い、いや別に。空耳じゃない?」
「? …ならいいや。」
「それじゃあ、『天空』を授けるよ。」
そう言うと、神は青く光る玉を出し、それをこちらへ投げてきた。
まあ、この玉が体に吸収されて完了かな~と思っていた
のだが
「あべしっ!」
だが実際は、玉が腹にめり込んで吹き飛ばされた。
「あ~…神属性みたいな強い力を受けとる時は体に衝撃があるから。」
「先に言え!」
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