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三つの選択肢を与えられ、どれも選ばなかったら強制執行でさっきのような攻撃を受ける。
それも自分で選んだ事実は変えられない。
本当の自分が選んでいるのが、もうそれなのだ。
だけど、認められない。
話す……しかないか。
先生の聞きたいのがそこならば、ここで逃げても、又あの手この手で攻めて来るだろう。
話したら、先生の興味は消えるだろうか?
もう私を構って来たりしなくなる?
………私を軽蔑する?
同情する?
どっちでもいいか。
猫もお役御免かな…
もうこんなに先生を身近に感じることも無くなる?
やだ。やだよ。
「それ話したら、猫も首になりそうだからやだ。」
「何言ってんだよ…俺が態度を変えるって?そんなに信用ないか…」
「私、サイテーだもん。」
「大丈夫、皆そうだよ。」
「先生が最低な筈無いじゃん…ちゃんと先生やってるし…」
「ドSだって、お前が言った。」
「ドSの先生は、私が一緒にいると嬉しい?」
「そうだね、お前をからかうの、楽し過ぎるね。」
「はは、ほんとだサイテーだ。」
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