エピローグ

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 「お前寝てる間にみーんな終わりました。    因みに今、学校の中にいるの、俺とお前の二人きり。どうする?」    「え?どうする?って、え? 帰るんでしょ?」    「そうそう、お前ん家には電話して置いたよ、熱中症で倒れて寝てるから起きたら送って行きます、って。で、どうする?」    「えーと、どうするんですか?」    「俺とお前ってどう言う関係?」    「えーっと、先生と生徒‥?いたっ!」    いきなりほっぺた摘まれて引っ張られてしまった。    「そう言う事言う口はお仕置きだね…」    そうしてわたしの口を塞ごうと降りて来る先生の唇。    「お前、ずっと俺の下僕だから。」      『ひよこじゃないと何か変わる?』    『そうだね、まずキスが変わるね。』        「柚衣、口、開けて……」        『え?どう変わるの?』    『恋人のキスになるんだよ』        「先生と下僕?」    「そう、肝心な所でボケるやつはもう一生下僕だから。」     「ふーん。一生かあ」    「こら、そこで喜んで無いの、はいこっち集中して…」       そして息もできないほどキスをする。     -END-
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