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とにかく、お父さんのお昼と夕飯の分、 私が買い物をして置かないと買い置きのインスタントラーメンになってしまう。
売れ残りのお弁当で済ますことも良くあるけど、さすがにあきるよね。
テーブルの上にお母さんが置いて行った1万円札と、メモ。
「おばあちゃんの所に行って来ます。1週間よろしく。」
1週間…長い…ってこれ、いつ書いたのかな?買い物よろしくのメールを寄越した時にはもうこのメモあったんじゃないか?
きっとそうだ。
お母さんの頭の中では、メモを先に見て、それからメールだったんだ。
うん。先輩達との寄り道で、メールを見た時もう8時近かった。
でも、私のゴールデンウイークは?
気にするな、お弁当だって十分だよ。
掃除だって、おとうさんもたまにするし。埃で死なないし。
私が怠けてたってお父さんは怒んないし。
お父さんは大変だけど、それはお父さんの仕事だし…そのおかげで暮らしてるけどさ…いいなお母さんは逃げる所があって。
でもお母さんもそうしないとパンクしちゃうから、しょうが無いよね。
もともと弱い人だったんだし。
眠れなくなって、いつも頭痛に悩まされて、
神経科で、山ほど薬をもらって飲んでた。
先生に会いたくなちゃった。
さっきまで一緒だったのに、変だよね。
私のこと、猫扱いするし。
彼女はいらなくて猫がいいって、どういう意味だよ。
でも、猫でもそばに居られたら…いやダメダメ。
変態の仲間入りは断固反対
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