第一章 阿鼻叫喚

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「最前列はファボーレ副官を中心に槍使い三名、魔術師パクを配置。 中間に騎士三名とおれ、ソウはいつも通りおれの守備だ。いつも通りな。 最高列は弓士二名とハーデスさんとその下僕。 三組が一つのライン上に並び敵の隊列を貫く…」 「この陣をとればこう。そっちにいけばこうだ」 盤上のコマを目まぐるしく動かす。 みんな聞いてるのか?どんよりした目でロックの長すぎる人差し指をぼんやりと眺めてるが 「では以上だ。正午に東の森に集合。では解散」
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