義家族との離縁。

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「親父となんざ縁を切ってやる!」 「もともとテメェとなんざ縁はねぇんだよ!!」 いつもどおりの日常喧嘩だとおもっていた。 でも親父は席を立つかと想えばタンスの引き出しを開け 母子手帳を取り出す。 もちろん、それは俺のもの。 そして隣に置かれた現在11歳の弟の母子手帳。 表紙には子供のかわいらしいイラスト。 そしてその下には両親の名前と俺の名前が…。 だけど俺はそれをみて目玉がこぼれそうになった。 「お、れ、の…」 「ふん。これが証拠の品だ!」 「…両親の、名前…母さんと親父の名前じゃない…」 「俺はテメェの父親の同僚だ。テメェの両親は事故で死んだんだ。」 初めて知らされた事実。 なにも知らずに親父 母さん なんて読んでいた自分が恥ずかしくなる。 「なッんで…じゃあ元々…」 血がつながっていない。
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