しいまとレイカ

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周りの大人達に対しては、記憶不明瞭。 茫然自失状態で、行方不明中の記憶も不明。 そんな感じで、貫き通していた。 自分自身が、まだまだ、迂闊である事。 麗華は、己の未熟さを、思い知らされた。 人を見る目が、無いとは、この事か? 住んでいた家が他人のものになっていた事。 たらい回し的にここにやって来た事。 そんな事を、しいまに説明しながら考える。 この子は、トロすぎて、アホっぽい。 そう感じてそう思い込みかけていた。 だが、実際のところよく分からない。 何者なのか不明。
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