しいまとレイカ

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アホやバカやマヌケ。 そう言った類の言葉が、ある。 麗華自身は、口から発する事は、ほぼ無い。 頭の中で、しいまが該当するのでは? そう考えていた自分の愚かさ加減を知る。 自分が、しいまについて何も知らない事。 本当に何も知らない事を思い知らされる。 「それで、きゅうしゅうのふくおかって」 しいまが、半ば目を閉じつぶやく。 その話題からは、そらしたはずなのに。 麗華は、少し身構えた。
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