240人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
「よし!雑談はこの辺にしようか」
気合いを入れた仲村に対し、
「あら、もう本題?相変わらず、せっかちね」
志穂さんが不満そうに言う。
仲村は少しブスッと膨れたように見えたけれど、志穂さんの言葉をサラリと流した。
「栗原。あんたのことも、斎木のヤツのことも、予め志穂さんには話したんだ」
「へ???」
「オレがキレイにしてやれればいいんだけど、女がどうやって化けてるとか、方法とか分かんないからさ・・・」
「は?ちょ・・・」
「オレの知ってる中で、あんたを引き受けてくれそうな人を考えたらさ・・・」
「だ、だから・・・」
「志穂さんしか居なかったんだ」
「ちょ、ちょ・・・」
ちょっと待って――――!!!
最初のコメントを投稿しよう!