変身と悪魔の仕上げ2

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蒼人、どんな顔するだろう。変だって笑われたらどうしよう・・・。 昨夜までに自信は消え、私は不安に襲われていた。 ただ、蒼人一人に会うだけなのに、こんなに反応が気になるなんて、火曜に会社に行く時はどうすればいいのだろう。 ましてや会社には課長が・・・。 公園の噴水前で不安に襲われていると一通のメールが届いた。 《ごめん。五分くらい遅れる》 蒼人からのメールに《了解》と返信を打つ。 笑われるのを先延ばし出来たとも思えるけど、不安な時間が長くなったともいえる。 私は一つ深呼吸して気持ちを落ち着けようとした。 「待ち合わせ?」 突然声をかけてきた見知らぬ男性。 「私・・・ですか?」 何かの勧誘かと思った。街に出るとたまに会う。 「うん。時間あるなら遊ぼーよ?」 「え・・・と」 勧誘じゃないの?私は狼狽えた。 「デートなの?」 その男性は更に質問をぶつけてきた。 「デ、デートじゃないですし」 私が答えると、男性は私の手首を掴んで引っ張る。 「じゃあ、行こうよ」 「え!こ、困ります!」 私は必死に抵抗した。
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