変身と悪魔の仕上げ2

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「そ、そんな訳ないでしょ!」 「よし!じゃあ決まりだな」 「うん・・・」 上手に乗せられた感は否めないけれど、相手が蒼人ならケンカしながらでも楽しく過ごせそうだ。 「夜飯食べに行こう。どこ行くかはオレが考えとく。サラは明日のことで頭いっぱいだろうから」 「ありがとう。よろしくね」 待ち合わせは、この辺りでは有名な公園の噴水の前。時間は午後5時。それだけ決めると蒼人は今夜も終わりを切り出す。 「じゃ、めいっぱいお洒落して来いよ。斎木との寿司デートの予行演習だと思ってな」 「な!そんなことも聞いたの?」 蒼人の言葉に過剰反応した私だったけれど、蒼人はサラリと話を切った。 「その話も日曜日に聞いてやるよ」 「う、うん」 「じゃな、おやすみ」 「おやすみ・・・」 プツッ・・・ ツー ツー いつも通り蒼人が電話を切ったのを確認し、私も電話を切った。
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