変身と悪魔の仕上げ3

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「サラ・・・可愛い」 蒼人は何度も口にする。『サラ』って呼ばれる度に、何故だか私は幸せな気分になった。 「蒼人・・・」 そう応えることしかできなかったけれど、蒼人は満足そうに微笑む。 彼の笑顔を見ると、不思議と安心してキスに応じることができた。 何度目の復習だろう。蒼人の唇は私の唇以外を求め始めた。 唇から頬を伝わって、耳に口づけながら微かに息を吹きかけられる。 「ひゃあ!」 あんまりくすぐったくて、思わず小さな悲鳴を上げてしまった。 「感じた?」 からかうように囁いて、蒼人はペロリと私の耳を舐めた。 「ひゃん!」 再び悲鳴を上げて飛び退いた私を素早く捕まえて、今度は反対の耳でも遊び始めた。 今回は脚をしっかりと巻き付けられて、逃げることも出来ない。
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