161人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ
拒みきれなかった私も悪い。だけど、蒼人のほうがかなり強引に関係を迫ったのに。
しかも私、初めてだったのに・・・
家に帰ろう。
私はゆっくりと布団から顔を出した。
カーテンが開けられ、部屋は明るくなっている。恐る恐るキッチンのほうを振り向くと、笑顔の蒼人と目が合った。
「おはよう、サラ。動かなくなったから、また寝ちゃったのかと思った」
「・・・おはよう」
「二日酔いとか無い?」
「あ、うん。大丈夫」
「じゃ、シャワー浴びておいで」
「ありがとう」
・・・なんだ、寝ちゃったと思われてたのか・・・。
最初のコメントを投稿しよう!