変身と悪魔の仕上げ3

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約束通り、蒼人はきちんと私を家まで連れて帰ってくれた。 マンションの駐車場に停めてあった彼の車。街中では逆に不便だから、休みの日に遠出する以外には使わないらしい。その車に乗り込むと、やっぱり蒼人と同じ香りがする。 昨日よりも、いや、正確には体の関係を持つ前より、お互い口数は少なくなったようにも思える。 他愛もない話をポツリポツリと交わすけれど、本当はこんな事を聞きたいんじゃない。 だからといって、私自身も何が聞きたいのか、何を知りたいのか、ハッキリとは分かっていなかった。 とにかく、これから先の蒼人との関係に不安を抱かずにはいられない。 私たちの関係って、いったい何なの?
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