変身と悪魔の仕上げ3

28/29

161人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ
家に帰ると、母が声を掛けてきた。 「大人だから朝帰りもいいけど、泊まりなら連絡くらい入れなさいよ。心配するでしょ」 「あ、ごめん。今度からは必ず連絡するから」 先日から、母には怪しまれていた。私が急に変身したのは、彼が出来たからだと思っているようだ。 でも・・・ 私、彼氏が出来る前に女になっちゃったよ・・・。 なんて、母に話すことでもない。普通、こんなことを相談できる相手は友人だろう。だけど私はその友人と関係を持ってしまった。そして、その友人はもう一人の友人を好きで・・・ もう、頭で整理出来ない。 明日のことよりも、昨夜のことで頭がいっぱい。 蒼人はどうして私を抱いたのか。 そして私はどうして彼を受け入れてしまったのか。 手を繋ぐ、キスの練習をする、体の関係を持つ・・・。 どこまでなら友達?
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

161人が本棚に入れています
本棚に追加