変身と悪魔の仕上げ3

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「きゃあ」 ベタンと不細工に倒れた私。幸い毛の長いラグの上だったこともあって、怪我もないようだ。 「おい!大丈夫・・・か?」 「やだな~」 照れ笑いしながら起き上がろうとした私。蒼人が心配して近寄った。 「ひゃあ!」 派手に捲れ上がったスカート。露わになった太腿。私は思わず悲鳴を上げる。 こちらからは見えないけど、蒼人の位置からだと、下着が見えてしまったかも・・・。 慌ててスカートを直して苦笑い。 見えた・・・かな。でも、今日は昨日買った志穂さんお薦めの可愛いセットアップの下着だし、ちょっと見えたくらい恥ずかしくないよね。 この状況で、自分自身にこんな無意味な言い訳をしながら、私は再び転がったビールを取るため前進しようとした。 「サラ・・・」 突然、蒼人が私に覆い被さる。そして、簡単に仰向けにされた私の目の前に美しい顔が迫っていた。 「キスしたことある?」
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