変身と悪魔の仕上げ3

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私は、好きな人と上手にキスするために蒼人と練習した。 処女じゃ嫌がられるから、蒼人に卒業させて貰った。 そんなの、理由になんかならない。今ならちゃんとわかるのに、どうしてあの時は流されてしまったのだろう。 お酒のせいだけじゃない。もしも泣いて拒んだら、蒼人はきっと無理矢理にはしなかった。 全ては私の曖昧な態度のせい。 あの瞳に負けた。 あの声に絆(ほだ)された。 あの指先に溶けた。 仕掛けた蒼人は無罪じゃないけれど、拒めなかった私も無罪じゃない。 私たちは同罪だ。
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