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新校舎のトイレ
小学校の頃の体験談です。私の小学校は旧校舎と新校舎の建物から成り立っていました。
旧校舎には全学年のclassroomがあり、新校舎には理科室 図書室 音楽室 職員室等がありました。
両校舎とも三階建ての屋上つきです。
そして、私の小学校にも学校の七不思議の噂がありました。代表的なトイレの花子さん、理科室の人体模型、音楽室のベートーベン等々。
ただ、私の小学校には禁断の噂が他にありました。それは、新校舎三階の男子トイレの噂です。
そのせいなのか?普段から使用する生徒はほとんどいなかった。
南側校舎だと言うのに、日が全く射し込まない。と言う気味悪さもあったからであろう。
そして、その噂と言うのは【新校舎建築の際に、崩壊事故があり瓦礫の下敷きになって不慮の死を遂げた当時の生徒であった男の子が、不運にも、下敷きになって潰れてしまった下半身を引き摺り!徘徊して廻る。捕まったら連れて逝かれる】っていうものだった。
当時、学園七不思議のトイレの花子さんよりも子供達の間で話題は持ちきりで、いつしかその男の子の名前は太郎さんだとも言われた。
何故ならば昔、不慮の事故で両足を失い車椅子でこの小学校に通っていた男の子の生徒が居た。不運にも間も無く亡くなったそうだ。そして、彼の名前が太郎であった事だ。
小学校が創立してから学校に住込みの用務員のおじさんが居て、創立当初の用務員さんから歴代々の用務員さんに語り継がれた程の悲惨な実際上の事故だったそうです。
この様に、事故の真相を知る人から人へと語り継がれ私達も知りました。
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