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「さて、とりあえず私はレイの事を記事にしてこようと思ってますが…椛はどうします?」
「まず、レイを保護した事を大天狗様に知らせてきます。どうやらレイは外の世界から来たようなので」
今、ボク達は詰め所に向かって歩いてるんだけど、
「ねぇ椛ちゃんと文ちゃん、どうして二人ともボクの手を握ってるの?」
何故か、文ちゃんはボクの右手を、椛ちゃんは左手を握ってるんだよね~。
「そりゃもちろん、レイが可愛いからですよ。写真撮りますよ~」
「もちろん、レイが可愛いからですよ。ホントに良い子ですね~」
「ちょっと二人とも~!恥ずかしいからやめてよ~…」
なんだか、こうやって話してると楽しいな~。
向こうの世界では、人間たちはボクと話す事はなくて…
「二人とも、ありがとうね?ボクとこうやって話してくれて…」
「何言ってるんですか、こんなに可愛いレイと話さない理由がありませんよ」
「そうですね~、オマケに記事にもなるから…もちろん、レイが可愛いのが第一の理由ですよ?」
「だから~、二人とも可愛いって言わないでよ~」
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