第1章 今日も眠いね…

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「さて、とりあえず私はレイの事を記事にしてこようと思ってますが…椛はどうします?」 「まず、レイを保護した事を大天狗様に知らせてきます。どうやらレイは外の世界から来たようなので」 今、ボク達は詰め所に向かって歩いてるんだけど、 「ねぇ椛ちゃんと文ちゃん、どうして二人ともボクの手を握ってるの?」 何故か、文ちゃんはボクの右手を、椛ちゃんは左手を握ってるんだよね~。 「そりゃもちろん、レイが可愛いからですよ。写真撮りますよ~」 「もちろん、レイが可愛いからですよ。ホントに良い子ですね~」 「ちょっと二人とも~!恥ずかしいからやめてよ~…」 なんだか、こうやって話してると楽しいな~。 向こうの世界では、人間たちはボクと話す事はなくて… 「二人とも、ありがとうね?ボクとこうやって話してくれて…」 「何言ってるんですか、こんなに可愛いレイと話さない理由がありませんよ」 「そうですね~、オマケに記事にもなるから…もちろん、レイが可愛いのが第一の理由ですよ?」 「だから~、二人とも可愛いって言わないでよ~」
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