第1章 今日も眠いね…

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「…何を言ってるかよく分かりませんね。レイ、もう一度言ってくれませんか?」 「え?えっと、ボクは女の子だよ…?」 「…嘘ですよね?」 なんだか、椛ちゃんはボクが女の子って知ってかなり驚いてるみたいだよ。 まぁ、仕方ないかな?ボクって使うのは普通は男の子だし、ボクは髪が短くて、それに見た目は人間の子供みたいだし…女の子かどうか分かりにくいんだよね~… 「椛ちゃん、嘘じゃないよ?」 「そんな…まさか…コレがボクっ娘…?」 「なにそれ?」 「あ、いえ。なんでもないですよ?」 椛ちゃんが言ってるボクっ娘…?ってのはよく分からないけど、とりあえずボクが女の子ってのは納得してくれたみたい。 「そういえば、まだレイの事について詳しく訊いていませんでしたね。詰め所に着くまで、いろいろ訊いてもいいですか?」 「うん、いいよ~!」 「…レイって、本当に可愛いですよね。特に笑顔が」 「えっ…?そ、そうかな…?」 突然、椛ちゃんがボクの頭を撫でながらそんな事を言ってきた。 そうやって言われた事なかったから…なんだか恥ずかしいな~… 「そうですよ。レイって、いわゆる癒し系な子ですね」 「癒し系…?どういう事かな?」 「あ~、とにかく可愛いって事ですよ。ふふ、いいですねー…」 今度は、椛ちゃんが人差し指でボクのほっぺたを突っつく。 「むぅ~…ボクの事を訊くんじゃなかったの?」 「あ、すっかり忘れてました…」 「ダメだよ?ただでさえ、『予想より話の展開が遅い。あとレイちゃん可愛い』って作者さんが悩んでいるんだから…」 「レイ、そういうメタ発言は止めておきましょうね?」 …あれ?ボクはなんでこんな事を言ってるんだろ? 「わ、わかったよ!」 「よし…それじゃレイの事を聞かせてくださいね?」 「うん!」
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