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さて、先ほどからナレーションを務めています、世界神こと神様です。
ちなみに、私の秘書はセラフィムちゃんです。
セラフィムちゃんは現在ヲタク三人に囲まれております。
「君キャワイイネ!!」
「三対の翼…。そこに痺れる、憧れるぅぅう!!」
「君、セラフィムたんでしょ?セラフィムたんだよね?セラフィムたんに決まってる!!」
「え?ちょっと、そのぉ…。か、神様ぁぁあ……。」
俺に助けを求めようと目を合わせてくるが、俺にはあいつらのテンションにはついていくことができない……。
「頑張ってくれ。セラフィム………。」
「えぇぇぇ~!!」
そこから、小一時間、セラフィムはヲタク三人の質問責めされていた。
南無阿弥陀仏…。
神様なのに南無阿弥陀仏…。
「さて、セラフィムちゃんをいじるのにも飽きてきたし、神さんよ、ちゃっちゃと俺ら三人を別の世界に転生されろ。」
と、イケメンである陸くんが俺に話を振った。
「飽きたって……てか、転生は確定事項ですか…。」
「当たり前でしょ。どうせ、神であると思われるけどあんまり神に見えないお前がミスって俺ら三人死んだんだろ?そうなんだろ?」
「陽介…。ひでぇーな…おい…。ま、あながち、間違えとも言えないから言い返せないが…。俺が、コーヒーをお前らの書類にぶちまけたせいだしな…。」
そう。俺がコーヒーをこいつらの書類にぶちまけたせいでこいつらは死んでしまって、そんでまだまだ寿命が大量に残ってたからここに呼んだんだけどね。
「早く転生させろ。あ、ちなみに、オプションは付けさせてもらうぞ。これはテンプレだしな。」
「冬矢。大丈夫だ。転生はさせてやる。ちょうど、お前ら好みの世界があるしな。でも、オプションはあまり付けれないぞ。」
「三人で話し合った結果、不老と大量な魔力、創造の力と言うオプションを付けてもらうことにしたんだが、何か削らないといけないのか?」
イケメンが陸がそう言ってきた。まぁほとんど削らなくても大丈夫なんだが、一つだけ制約を付けないと実現しないな。
「えっと、創造なんだが、生き物と武器は創造できないようにしないといけないかな。」
「生き物はわかるとして、なんで武器はダメなんだ?」
冬矢くんいいとこに気がつくね。
神様嬉しいぃー!!
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