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私が見せた写真は、店長との行為をこっそりセルフタイマーなどで撮影していた写真。
もし計画にイレギュラーが生じた場合に、私に有利な証拠となるように用意しておいたものだ。
それを見た両親は、息を呑んで絶句する。
女子高生バイトへの脅迫ですら信じていなかったのだから当然だ。
「これを見てください。私は確かに、あなた方の息子さんに脅迫され、みだらな行為をされていました」
新聞で見るような言葉を交えて、恐怖をあおる。
これが公になったら、彼らのプライドは崩壊するだろう。
息子の罪が明らかになってしまえば、あとの行動は単純。
それを、隠匿しようとするに違いないのだ。
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