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私を、家畜に堕とした女。
犬のように、四つ足で歩くことを強要した女。
そして、汚されながらも大切に暖めていた私の純粋な部分を汚し尽くした女だ。
私を汚泥から救い出しておいて、更なる穢れに放り込んだ。
私はもう、汚れきっている。
身体の芯まで汚物の臭いがこびり付いている。
ならば、同じようにしてやろう。
その屈託のない笑顔を絶望に染め上げ、無垢な身体を欲望に汚してやる。
想い人の目の前で、ね――。
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