それぞれの道

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数日後、キールは嫌いだった剣技を父から教わるため、自国であるサン・リ国へと帰っていった。 ノイシュタッドはそのまま寮から学校へ通う事となり、実質一人暮らしの身となった。 成績優秀だったユナは、他国を警護して回る特別警護隊、『マルケス』に任命された。 マルケスは、いつどこから襲ってくるか分からない、悪魔を警戒するために編成された部隊だ。 1年後に何かが起こる。 悪魔の総攻撃。 天使の粛正。 天変地異。 世界の滅亡。 そういう噂だけが世界中に広まっていった。 真相は一部の者達が握ったまま… そして世界は、それぞれの道を歩み出した。
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