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雨ふりの日の誓い
空の急なこころがわりにも
どうってことないような顔して
肩はどこか悩んでた
髪を何度も気にしてた
名前を、よんだら──
明るい雨ふりの日
君はポツリ 好きと言った
晴れ間をまつ、あいだ
涙にまでしないため
聞き耳 気にしながら
ばれないような ちいさな声で
次をめざす 道のはじまりを
確認(たしか)めよう
くやしさを引きずっていたら
しないはずの音にもおびえちゃう
記憶をはやく最新にして
乗り越えたことにしちゃえばいい
遠慮は、いらない──
いつもそばに居ないけれど
最後の最後まで聞いてあげる
晴れ間をまつ、あいだ
涙にまでしないため
おとなしすぎて妙な街も
君の力強い
誓いまでは ちゃんと
待っててくれるもんだ
明るい雨ふりの日
君はポツリ 好きと言った
晴れ間をまつ、あいだ
涙にまでしないため
おとなしすぎて妙な街も
君の力強い
誓いまでは ちゃんと
待っててくれるもんだ
誓いだけは ちゃんと
ひといきで
言えますように
(2013.06.12)
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