シンデレラは

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一人の女性が居る。 少女、と言った方がいいのかもしれない。 笑うと、未だ残るあどけなさがこぼれ落ち、辛酸を重ねた大人の顔と混ざり合う。 それが、なんともいえない魅力を醸し出していた。 ――もっとも。 彼女が笑うことなど滅多にないのだが。
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