第八話 準備

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「そんで?これ君の財布なの?」 「はっ、はい!そうです!」 「何か慌ててたから君のかなぁーって思ったんだ」 「あっ、ありがとうございますっ!」 伊勢はお礼を言うと、逃げるように走った・・・・ 「いやぁ・・・よかった、よかった!バレなくて!」 今の伊勢の頭の中は、こうゆう状態だ・・・・ 『財布』<『バレること』 今伊勢は、バレないように必死になっている・・・・ 走って改札口へ向かい、駅員の隙を探し始める・・・・・ 伊勢の目に駅員がうつる・・・・・ 駅員は、改札口を見ている 駅員は、まだ改札口を見ている 駅員は、人に行き方を教える 駅員は、また改札口を見る 駅員は、立ち上がる 駅員は、資料を見始める ・・・・・・・・? ・・・・・・・・!? 「ここだぁ!」 ・・・・・・ダッシュで走り・・・・ ・・・・・・切符を入れて・・・・ ・・・・・・閉まるがそのまま突っきる・・・・ ・・・・そして走って逃げる・・ ・・・・・・・・・・・・・・・走る・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・走る・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・走る・・・・・ ・・・・・・なぜか家まで走る 家に入り、ベッドに飛びこむ・・・・・ その時の伊勢は、達成感で満たされていた・・・・・・・・ ・・・・・・ここで一言・・・ 「すぅー、はぁー、皆は真似しないでね・・・・・普通にバレるから・・・・・」
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