夜明けはコーヒーの香り……。ではなく??

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「まさか、後悔してるの?」 「違うよ。後悔なんかちっともしてないし、こうなって良かったと思ってるけど、なんか複雑な気持ちなの」 「そっか」 「それに私らしくないと思わない? 簡単に引っ越し決めちゃうの」  お姉ちゃんはクスッと笑った。 「らしくないって言ったら、らしくないけど、離れたくなくなっちゃったんでしょ? 別に普通なんじゃない? それに簡単に決めたわけでもないでしょ、今まで話し合ってその方がいいのは明らかだったしね」 「そう思う?」 「うん」
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