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「これ、酷いね。病院行った方がよくない?」
足はどんどん腫れあがってきている。もしかすると折れてるのかも。
「病院行った方がいいかもしれません」
「タクシー捕まえよっか」
五十嵐さんは会社に電話をかけてからタクシーを捕まえた。
「会社には事情を説明しといたから、病院行こ。保険証とか持ってる?」
「あ。たまたま今持ってます」
「……。そう。じゃあ、近くの病院行こうか」
タクシーの運転手に近くの病院に連れて行くよう告げて、私は五十嵐さんに会社に戻って貰おうとした。
「まともに歩けないから心配だから付き添うよ」
そう言われて強く断ることが出来なくなって結局二人で病院にたどり着いた。
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