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「あ、健吾さん、コンビニいきませんか? 私、アイス食べたくなっちゃいました」
しらじらしく、そういう私に健吾さんは優しかった。
「ああ。そうだな。俺もクッキー&クリームが食べたくなってきた」
甘ったるさ代表のアイスのフレーバーを言うのは、健吾さんの軽めの嫌味だったのかもしれないけど、
私たちは、お互いしか見えてない上、糠漬けで揉めそうな二人を置いてコンビニに向った。
エレベーターに乗り込むと健吾さんはふうっとため息をついた。
「なんだか良く分からないが、透吾の好きな女は優衣ちゃんで、優衣ちゃんも透吾の事が好き。これであってるんだよな?」
「はい。たぶん」
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