親族対面-2

24/32

740人が本棚に入れています
本棚に追加
/32ページ
「ん。良かった。でも、美弥子も良かったな」 「え?」 「あのお母さんはえげつない嫁イビリとかしそうにないから。私はそれをチェックしに来たようなもんだし」 お姉ちゃんにそう言われて、健吾さんのお母さんの方を見た。 今は優衣ちゃんが、質問責めにあってる。でも、お母さんの笑顔には『幸福』の二文字が溢れている気がした。 祝福してくれてるんだな。 「お姉ちゃん、ありがと」 「うん」 私とお姉ちゃんに、別別の家族ができる。同じタイミングで、良かったかもしれない。 そうじゃなきゃ、寂しかったと思う。 .
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

740人が本棚に入れています
本棚に追加