思い出の写真
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里美の悲痛な叫びを、俺はただ見つめる事しか出来なかった。 「里美ごめん…俺こんなに幸せ者だったんだな…やっと分かったよ…」 瞳から、一際大きな涙が床に落ちると、眩しい位の光に自分の体中が包まれていく。 「俺、どうやら行かないとみたいだ。」 やっと気付けたのに… これからやり直せると思ったのに… 段々と消えて行く自分の体が、たまらなく歯痒かった。
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