26人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
ガチャガチャと鍵を開ける音で、目が覚めた。
いつの間にか、ソファーで眠ってしまったようだ。
太陽は、すっかり沈んで空には満点の星が浮かんでいる。
「里美…ごめん。俺が言い過ぎた。」
必死に頭を下げたが、まるで俺が存在してないかのように、無言で脇をすり抜けて行く。
夕飯を食べてる最中も無言だった。
「里美、本当にごめん。俺が悪かった。許してくれ。」
それでも里美は、口をきいてくれない。
ただ、無言で泣き続けているだけ…
最初のコメントを投稿しよう!