特別読み切り『おっくん』

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おっくん『おい、お前何やってんだ?』   利菜『…っく…ひっく…まいご…』   おっくん『あー…ナルホド…まぁとりあえず上がってかね?お菓子とか色々あるぞ(笑)』   利菜『ホント!?行く!!』   おっくん『鍵開いてるから上がってこいよ!!』   利菜『うん!!』   ガチャ…   よそのおぅちの匂い… あの子はどこだろう…?   上の方の窓だったから2階かな?   利菜『…ねぇ…』   返事ナシ… しーんってしてる…   利菜『ねぇ!!どこ!?』   ガタッ…   おっくん『ココッ!!』   利菜『きゃあぁぁっ!!』   天井から顔が!!   利菜『おっ…お化け!?』   おっくん『あははっ!!ここ屋根裏なんだ♪今はしごおろしてやるからこいよ♪』   屋根裏に上がると、 そこは広かった…   おもちゃもお菓子も 沢山沢山あった   おっくん『俺は忠雄、お前は?』   利菜『利菜!!忠雄くんかーじゃぁ"おっくん"ね!!』   おっくん『あぁ!?なんで忠雄なのに最後の一文字なんだよ!?たっくんとかだろ普通…』   利菜『いーの!!利菜が決めたの!!おっくんなんだから!!』   おっくん『ふーん…変な奴…まぁいいや、それより遊ぼうぜ!!何する?お菓子は何がいい?』   利菜『じゃあねー折り紙!!』   ふふんっ利菜はママと 折り紙の本で沢山作ってるから いっぱい作れるんだもん♪   利菜『できた!!』   おっくん『利菜はスゲーな!!』   おっくんと遊んでる時間は すごく短く感じて あっという間に夕方になったの   おっくん『そろそろ暗くなるから帰んな?そこの電話使っていいよ、ママに連絡しな?』   利菜『うん!!』   トゥルルルル…   ママ『はい、もしもし?』
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