特別読み切り『おっくん』

3/5
前へ
/7ページ
次へ
  利菜『あっママ!!利菜迷子なんだけど、迎えに来て欲しいの!!』   ママ『利菜今どこにいるの?お金なんてなかったでしょう?どこから電話してるの?』   利菜『おっくんちだよ!!』   ママ『おっくん?』   おっくん『ちょっと行くと"桜ヶ丘公園"があるから、そこに迎えにきてもらいなよ』   利菜『そっか!!わかった!!ママ!!桜ヶ丘公園にきて!!』   ママ『わかった。わかりやすいところにいてね。』   利菜『はぁーぃ』   おっくん『良かったなぁ利菜、おうちに帰れるな♪』   利菜『ねぇ…また明日も来ていい?』   おっくん『おう!!またお菓子用意して待ってるよ♪』   利菜『やったぁ!!』   おっくん『うちを出て、右にずっと行くと、公園にぶつかるから、それが桜ヶ丘公園だよ』   利菜『うん!!ありがとう♪また明日ね♪』   翌日も翌々日も おっくんと遊んだ   5時になると ママが桜ヶ丘公園に 必ず迎えにきてくれた あれからもう3週間…   利菜『じゃーん、今日は利菜がクッキー作ってきたよ!!…ちょっとママに手伝ってもらったけど…』   ホントはママのを利菜が 型抜きしただけだけど…   おっくん『うんっうまい!!』   利菜『おっくんこぼしすぎ!!(笑)クッキー落ちてるよ(笑)』   おっくん『あぁごめん(笑)でもホントにおいしいよ!!利菜はいいお嫁さんになれるなぁ…』   利菜『利菜おっくんがいい!!』   おっくん『へ?』   利菜『利菜おっくんのお嫁さんになりたい!!』   おっくん『利菜…』   おっくんはゆっくり話してくれた   おっくん『利菜、簡単に人にお嫁さんになりたいなんて言ってはダメだよ、ホントに大好きな人にだけ言うんだ』   利菜『利菜はおっくんが好き…10年経ったら結婚してください!!』   おっくん『…ホントに俺でいいの?きっと後悔するよ?』   利菜『うん、おっくんがいい!!』
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加