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利菜『あっママ!!利菜迷子なんだけど、迎えに来て欲しいの!!』
ママ『利菜今どこにいるの?お金なんてなかったでしょう?どこから電話してるの?』
利菜『おっくんちだよ!!』
ママ『おっくん?』
おっくん『ちょっと行くと"桜ヶ丘公園"があるから、そこに迎えにきてもらいなよ』
利菜『そっか!!わかった!!ママ!!桜ヶ丘公園にきて!!』
ママ『わかった。わかりやすいところにいてね。』
利菜『はぁーぃ』
おっくん『良かったなぁ利菜、おうちに帰れるな♪』
利菜『ねぇ…また明日も来ていい?』
おっくん『おう!!またお菓子用意して待ってるよ♪』
利菜『やったぁ!!』
おっくん『うちを出て、右にずっと行くと、公園にぶつかるから、それが桜ヶ丘公園だよ』
利菜『うん!!ありがとう♪また明日ね♪』
翌日も翌々日も
おっくんと遊んだ
5時になると
ママが桜ヶ丘公園に
必ず迎えにきてくれた
あれからもう3週間…
利菜『じゃーん、今日は利菜がクッキー作ってきたよ!!…ちょっとママに手伝ってもらったけど…』
ホントはママのを利菜が
型抜きしただけだけど…
おっくん『うんっうまい!!』
利菜『おっくんこぼしすぎ!!(笑)クッキー落ちてるよ(笑)』
おっくん『あぁごめん(笑)でもホントにおいしいよ!!利菜はいいお嫁さんになれるなぁ…』
利菜『利菜おっくんがいい!!』
おっくん『へ?』
利菜『利菜おっくんのお嫁さんになりたい!!』
おっくん『利菜…』
おっくんはゆっくり話してくれた
おっくん『利菜、簡単に人にお嫁さんになりたいなんて言ってはダメだよ、ホントに大好きな人にだけ言うんだ』
利菜『利菜はおっくんが好き…10年経ったら結婚してください!!』
おっくん『…ホントに俺でいいの?きっと後悔するよ?』
利菜『うん、おっくんがいい!!』
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