特別読み切り『おっくん』

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おっくん『俺も利菜が好きだよ』   そう言っておっくんは ほっぺにちゅーしてくれて ぎゅってしてくれた   利菜『10年経ったら結婚してくれる?』   おっくん『…あぁ!!必ず!!』   それでその日はバイバイした   利菜『おーっくん!!』   外からおっくんを呼ぶ   おっくん『利菜!!どうした?』   利菜『今日はプールに行かない?』   おっくん『んーっ俺母さんに留守番頼まれてるから出れないんだ、ごめん』   利菜『…そっかぁ…』   おっくん『…利菜、おいで!!いいもの見せてやるよ!!』   いつもの秘密基地に上がる おっくんと利菜の秘密基地… 二人しか知らない屋根裏部屋…   おっくんは窓を開けてくれた そこからの景色はすごかった… 町が全部見える位 いっぱい見えた…   気付かなかった… 何度も遊びにきてたのに…   そうして夏休みも 残り3日になった…   おっくん『もうあと3日かぁー…』   利菜『休みの日は毎日行くよ!!利菜、もう一人でこここれるし♪おばあちゃんちも、一人で行けるから!!』   おっくん『…うん、そうだね!!』         利菜『…でね、おっくんがね…』   ママ『利菜、すっかりおっくんお気に入りね(笑)』   利菜『うん(笑)おっくん優しくて面白くて…大好き!!』         夏休みも残り2日 ママを連れて行ってあげた 明日の朝帰るから おっくんと会えるのは最後だ…   ママはおっくんと 挨拶をしているようだった   そして おっくんに色々言っていた   ママは帰る時に もうおっくんとは 会えないのよって言った   おっくんも、 もう会えないよって言った   10年後に結婚するって 言ったのに…   嘘つき…
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