師匠と可能性

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「じゃが、これからは『ライフ』を鍛えるのじゃ!! そうすれば幻術をたくさん使えることができるし、様々な術を使うことができる!!あ、勿論『魔力臓器』も鍛えていくのじゃ!!」 「『魔力臓器』も鍛えてくの?」 「当たり前じゃろう!! 魔法も使えて損はないからのぅ!!」 確かに魔法も使えたら幻術と組み合わせることができるから、戦闘でのバリエーションも広がる。 鍛えて損はないな。 でも、正直『ライフ』も『魔力臓器』も鍛えたところで強くなるのか? 『ライフ』はまだわからないけど、修行しても魔力量はあまり増えなかった。 と、いうことは『魔力臓器』を鍛えても俺の魔力量はあまり増えないんじゃないか? ……でも、この一週間ヒマワリと魔法の修行してきたけど、今まで俺がしてきた修行とは全然違った。 ということは、もしかしたら俺の魔力量も増えるかもしれない。 そう考えると希望が湧いてきた気がする。 「では、座学が終わったところで、そろそろ実践に入るのじゃ!! まずは身体に『マナ』を馴染ませていくのじゃ!!」 そういってヒマワリは指輪から四角い大きなキューブを出す。 なんだそれは? 「なにその四角いキューブ」 「これは『マナ』を凝縮した物じゃ!! ここは精神世界じゃからのぅ。 『マナ』をもらおうにも『マナ』をくれるものがおらぬからこうやって『マナ』を精神世界に持ってきたのじゃ!!」
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