師匠と可能性

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「あぁ……無茶苦茶長かった気がする」 現在夜の23時。 俺は精神世界で何度も力尽きながら、なんとかあの四角い大きなキューブを身体に馴染ませた。 ってか終わって思ったけど、なんか怖いよね。 痛みとかないのに身体に違和感を感じる感じ。 痛みとかあったら分かりやすいんだろうけど、ないからどれぐらいの痛みか分からないんだよなぁ。 まぁ、ヒマワリが止めた時は本当に危なかったんだろうな。 ……これが精神世界で本当に良かった。 「さて、23時か……。 なにしようかな」 「主よ。 風呂に入る前は筋トレをするのじゃぞ?」 ヒマワリが俺のベッドに寝そべりながらそう言ってくる。 前から言ってるけど俺のベッドに寝そべらないでよ。 せめて許可は取ってくれって。 そして、前から気になってたんだけど、俺の部屋に着々と増えているこの女性雑誌やら漫画はどうやって手に入れてるんだ? 「分かったよ。 まぁ、30分ぐらい勉強して筋トレする」 「主は本当に勉強をよくするのぅ。 でも、そういう勤勉さ妾は好きじゃぞ。 これからも続けるのじゃ」 「まぁ、一応特待生だしね。 成績悪くなって特待生剥奪とかごめんだから」 「分からない問題があったら妾に聞くのじゃ。 分かる範囲なら答えよう」 「うん。 よろしく」 俺はそう言って、勉強机に向かう。 さて、30分で歴史学と魔法学少し復習するか……。 俺は勉強をした後、筋トレをして風呂に入って寝た。 出来るだけ早寝早起きを心がけている。 心身共に健康でいられるし、壊れた筋肉組織を回復するには寝るのも必要なことだから。 ちなみに筋トレのメニューはこんな感じ。 ・腕立て伏せ 10回×5セット (上にヒマワリが乗った状態。 決してMではない。 そして、乗ってる時のヒマワリはいつも楽しそう。 絶対Sだ。) ・背筋 30回×5セット ・腹筋 30回×5セット これを朝晩する。 これからもっと増えるらしい。 恐ろしい……。
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