第7章  天然発動

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「くっ…この 筋肉達磨どもがっ!!」 悔しまぎれに吐き捨てる 若干の涙目で… 平助は羨ましかった 左之や新八は背も高く、たくましい身体つき… それに比べて自分はいくら鍛えても二人のようにはならず… おまけに背も低い ある程度は稽古やらで鍛えられてはいるが、見た目は華奢で童顔 事あるごとにそのことでからかわれていた 拳を握り締め涙目でプルプル震える様は、その幼さをさらに際立たせた 「おーおーよしよし 平助ちゃんは可愛いなぁっ」 新八はそんな平助の心中知ってか知らずか… ぎゅむ、と抱きしめ頭を撫で回した
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